Day 0 の学びと善行ポイント

記事を書くの下の記事の管理で過去の文章を編集できるのですね…簡単でした。

 

【Day 0 の学び】

・「臨床医のための免疫キーワード110」でinnate T cellを学ぶ。代表的なものがNKT細胞で、CD161(マウスではNK1.1)を表出し、APCがCD1dとともに提示する糖脂質抗原を認識。MAIT細胞もinnate T cellの一種。

・Manipulating the Bioenergetics of Alloreactive T Cells Causes Their Selective Apoptosis and Arrests Graft-Versus-Host Disease [Sci Transl Med 2011]で移植後のT cellの代謝を学ぶ。

 マウスの造血幹細胞移植後、ミトコンドリアのATP合成酵素F1F0-ATPaseの阻害薬Bz-423を投与すると、OXPHOSが亢進して抗酸化物質が減少しているalloreactiveなT cellでは活性酸素種の増加によるアポトーシスを生じるが、主に好気的解糖によりATPを産生しているドナー由来骨髄細胞や顆粒球やalloreactiveでないリンパ球の増殖には影響せず、結果としてGVHDを抑制しつつ免疫再構築を阻害しない。

 これまで、盛んに増殖する細胞では、好気的解糖が亢進していると言われてきた。しかし、自己免疫疾患を生じる病的なリンパ球や造血幹細胞移植後のalloreactiveなT cellにおいては、OXPHOSの亢進がみられることがわかってきた(好気的解糖とOXPHOSの両方が亢進)。

 OXPHOSの亢進している細胞内では抗酸化物質が減少しており、さらに活性酸素種が蓄積するとアポトーシスを生じる。薬剤Bz-423は、ミトコンドリアのF1F0-ATPaseを阻害し、活性酸素種を増加させる。GVHDや自己免疫疾患の治療に有効な薬剤となるかもしれない。

 

内容は正確でないかもしれませんがメモとして記載し、時々振り返ろうと思います。

 

★Day 0 の善行ポイント:6点(合計6点)

就寝と飲酒については翌日のポイントにすることにします。